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執筆者の写真2020 セクマイ大会

大会スタッフより 私と大会 塩安

私にとって大会は、実践している人たちの知恵と経験を紹介したり、これまでの成果や困難を共有、記録したり、具体的な未来を思考する場所です。 そうした過程で、今まで関係があった人たちと更につながりを強めたり、新たな出会いによって刺激や勇気をもらったりすることができます。 研究調査などのアカデミズムと啓発運動や当事者支援というアクティビズムがもっとつながりを持ち、お互いに協力し合える状況にしていくための機会にもなってほしいです。 他国のLGBTQの歴史を見ても、社会にきちんと事象として認識されるためには、学問分野での理論や論文の積み重ねが必須です。 まだまだ、日本の学問分野ではジェンダーやセクシュアリティがしっかりとした基盤を作れているとは言えません。フェミニズムでさえそうです。だから基本知識が浸透してないため現実社会でもなかなか問題が改善されません。 研究や理論がしっかりと積まれるように、また、それが実践に還元され、活動家が効果的に社会に働きかけができ、そして教養ある社会がそれを受け止められるように、私たちは長期的な視点で取り組む必要があります。 この大会が、そのようなことができるプラットフォームのひとつとなればと考えます。 準備は大変ですが、いろいろな立場の人が協力し合い、議論を重ねていくこのプロセスが、新たなカルチャーや価値を生み出していっていると感じています。


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