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分科会

1/12(日)12:30~14:00【分科会E】

病院の廊下

【E-4】中会議室3

臨床心理士/公認心理師  梨谷美帆(カウンセリング・ラボ SORA)

臨床心理士/公認心理師  樋口亜瑞佐(愛知教育大)

主催 性的マイノリティ医療・福祉連絡会関西

医療・福祉関係者のLGBTQとアライ集まれ!

 分科会報告

  30人程度のご参加をいただき、グループワーク中心で参加者の皆さんの活発な意見交換の場となり、皆さんの現場で問題に取り組む情熱を感じられました。主催者としても日々の自身の活動にとても勇気づけられる時間となりました。分科会のアンケートのからも、「有意義であった」「ポジティブな議論ができた」「同じ想いを持つ仲間がいると感じられた」と参加者のエンパワメントにもなったと感じています。

 複数のグループに分かれて現状の課題をシェアしそれを検討しましたが、どのグループとしても共通しているのは「現場で援助に関わる援助職自身のセクシュアル・マイノリティについての知識・情報」がまず足りていないと感じること、そして解決としては「研修の実施」が必要であろうということでした。  

 研修の実施については各機関でかなりバラつきがありました。まず、セクシュアリティについての研修を組織として必要だといかに感じてもらうか?その手段は?などを、研修を実際に実施されている機関の方たちから伺いながら、それぞれの現場での難しさ・もどかしさを共有しつつ、今後へのヒントを各々が持ち帰れたように思います。

 オリンピック・万博の実施などを機に様々な場面でグルーバル・スタンダード化していくことが日本としても求められています。ダイバーシティを意識した組織やサービス作りをしていかなければならないのは医療・福祉領域も例外ではありません。それをうまく追い風として生かし、現場への研修導入のきっかけとすること、また、そもそもセクマイ当事者支援者現が場でカムアウトしやすい風土を作っていくチャンスとして利用できないという点は、各グループの意見だけでなく、全体でシェアできたことでもありました。

 また、セクマイ当事者支援者を精神的にもバックアップできるような、研修や研修導入までの取り組みや工夫を情報交換できるようなネットワーク構築の必要性は感じます。その一端を、「性的マイソリティ医療・福祉連絡会関西」が担えるように活動していきたいと考えています。


性的マイノリティ医療・福祉連絡会関西
梨谷美帆(カウンセリング・ラボSORA)

病院の廊下

【E-4】中会議室3

臨床心理士/公認心理師  梨谷美帆(カウンセリング・ラボ SORA)

臨床心理士/公認心理師  樋口亜瑞佐(愛知教育大)

主催 性的マイノリティ医療・福祉連絡会関西

医療・福祉関係者のLGBTQとアライ集まれ!

医療や福祉現場で対人援助に携わるセクシュアル・マイノリティの当事者やアライの支援者向けの企画です。医療や福祉現場の支援者に対してセクシュアリティについての知識や多様なセクシュアリティを持つ被支援者に対して配慮についての必要性に対しての認識は高まってはいるものの、じゅうぶんとは言えないのが実情でしょう。セクシュアリティ・フリーな現場とは?また、支援の現場から見える課題とは何か?そして、変化のための工夫とは?
失敗例や成功例、まだゼロ地点・マイナスの地点であるところ、それぞれの現場の「今」を出し合い、「これから」のためにできることをグループワーク通して考えてみましょう。フロアからの意見をもとに、明日からできること・わたしたちがより良い支援や現場を作っていくために必要な次の一歩を明らかにしていきます。

 

主催者からのメッセージ:
支援者同士のネットワーク作りや情報交換、エンパワメントになる企画になればと思います。「性的マイノリティ医療・福祉連絡会関西」の活動も細々としたものになってしまっていますが、連絡会をご存じない新しい参加者の方々もぜひ気軽にご参加ください。

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