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分科会

1/11(土)15:30~17:00【分科会C】

人々の移動

【C-1】大会議室1

ヨヘイル

DSDs(体の性の様々な発達/性分化疾患)の正確な理解と支援

分科会報告

参加者の様子
開始前より30名以上の方が列を作り、開始10分前には50名近くの入場がありました。車椅子の方2名の誘導もありました。分科会の内容は、情報保証として文字化されており、来場者でも、医療や専門分野以外の方も、言葉では理解するのが容易くない部分も、文字化されることで、分かり易かったとお声もいただきました。後半になるとどうしても聞きたいという方もあり立ち見状態でも入室される方もいました。
いろんなケースの方の、証言などが映し出されると、来場者の方でも目を潤ませる方も見られました。いろんな調査の中で見えてきた、DSDsを持つ人々は男女以外のカテゴリーを求めているのではなく、男女の二分法を打ち壊したいと言う希望を全く持っていないと言う、ヨヘイルさんの言葉にハッとされる顔をした方も多くありました。
昨今、支援の形も多様になる中、助けたいと思う反面、情報不足や見つけにくさ(LGBTQ支援の中への埋もれ)などから間違った方向に、支援をしてしまう傾向もあり、DSDsを持つ方々の心情とは、乖離してしまっていることに気がつかないケースも多くあると言うことも知る事が出来ました。この分科会の中で正しい知識を持って、無知の知を広めたいと言う方が多く集まって、その学び取った知識を草の根運動で広めてくれるきっかけになればと思いました。

人々の移動

【C-1】大会議室1

ヨヘイル

DSDs(体の性の様々な発達/性分化疾患)の正確な理解と支援

性分化疾患(現在はDSDs:体の性の様々な発達:Differences of sex developmentと呼ばれることが多い)はここ15年の間に医学的な知識も大きく進歩し,オランダやベルギーなどの人権先進国の国家機関が,イメージではない現実のDSDs当事者の実像の調査報告書が発行されています。
そこで実は明らかになってきたのは,DSDsを持つ人々は男性・女性以外の別のカテゴリーと見なされたいとも望んでおらず,むしろただの男性・女性として見てもらうことを望んでおり,男女の二分法を打ち崩したいという希望を全く持っていないということだったのです。
ですが現在でも社会一般では性分化疾患(DSDs)に対する誤解や偏見が大きい状況です。それはたとえば,20年前LGBTQ等性的マイノリティの皆さんへの偏見・誤解を一般社会の人々が持っていたのと同じく,LGBTQの皆さんも含めた社会一般の人々がDSDsに対して誤解や偏見を現在も持っている状況と同じと言えるでしょう。

ではなぜ「DSDs=男でも女でもない性別」という誤解や偏見が生まれてしまうのか? 「女性ならばこういう体の状態のはず・男性ならばこういう体の状態のはず」という「社会的生物学固定観念」を手がかりにして,DSDsにはどういう体の状態があるのか?,当事者家族の現実の困難,LGBTQ等性的マイノリティの皆さんとの関係,医療福祉や教育に携わる人々ができることは何なのか? できるだけわかりやすくご説明いたします。  

 

主催者からのメッセージ:
ネクスDSDジャパンのヨヘイルと申します。20年ほど前から海外の各種DSDsサポートグループや人権支援団体と連携して,DSDsの正確で支持的な情報を発信しています。現在は日本でも各種DSDsの患者家族会が組織され,患者家族会の連絡会も行っています。医療福祉や教育に携わるみなさんだけでなく,LGBTQ等性的マイノリティの皆さんご自身にもぜひお聞きいただきたいと思っています。LGBTQの皆さんとDSDsを持つ人々とのより良い関係を一緒に考えていければうれしいです!

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