分科会
1/11(土)10:30~12:00【分科会A】
【A-4】中会議室3
コミュニティペーパーを通じたネットワークづくりの実践例
鬼塚哲郎、後藤大輔、伴仲昭彦
分科会報告
・分科会の内容
① MASH大阪とコミュニティセンターdistaについて(後藤大輔)
②中高年層向けプロジェクトについて(鬼塚哲郎・伴仲昭彦)
・南界堂通信:情報を届けるための紙媒体
・南界堂茶会:情報を収集したり落とし込むためのイベント
・これまで連携してきた方々と、その方々との連携のねらい
HIVコミュニティを形成するうえで必要不可欠な連携
③質疑応答・参加者の反応/分科会を終えての感想
ゲイコミュニティの中でも中高年層にターゲットを絞ったHIV/性感染症の予防啓発活動 というのは、一般的に見ると少し意外性があるのかなという感想を持ちました。なぜ中高 年層MSMに向けての取り組みが必要なのか、そのバックボーンの説明(例えば「いきなり エイズ」の問題など)がもう少しあるとより丁寧な発表になったのかなと思います。また「 独居」や「孤立」という問題はゲイ男性のみならず誰にでも起こり得ることで社会的課題 でもあることを再認識しました また、今回の発表を通して、「南界堂通信を読みたい 」「コミュニティセンターに行きたい」と 実際にdistaに足を運ばれた方もいました。 予防啓発を促すリーフレットや本誌のようなコミュニティペーパーが、ゲイバーやハッ テン場などのゲイ向け商業施設に置いてあり、本人が気になった時に手に取れるという利 点を生かし、MASH大阪はこれまで20年以上に渡りゲイ向け商業施設との連携を図ってき ましたが、それはコミュニティセンターでも同じことで、「センターに来れば何かしらの 情報が手に入ったり、相談に乗ってもらえたりするんだ」という情報発信をし続けること は、どんな活動においても土台となるもので、社会課題を解決する上で必要不可欠なものであると感じました。