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LGBTQ+とリハビリテーション
(​にじいろリハネット)

2月11日(土・祝)10:30~12:00(~12:40交流会)

全編ライブ

松本、イル、池谷、中西

単独チケット1000円
フリーパス5000円

リハビリ従事者として知っておいてほしいこと
リハビリを受ける際に知っておくと良いこと

にじいろリハネットは、SOGIに関心のあるリハビリテーションの実践・研究・教育に従事する療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)と学生で構成されています。療法士と学生がつながり、ともに学び、セクシュアリティについて差別のない医療・福祉サービスの実践や社会づくりに向けて協働するコミュニティです。

【プログラム内容】

  • オープニング

  • リハビリテーションとは

  • リハビリテーション場面で実際に行われるやりとり

  • 休憩

  • リハビリテーション領域における教育/調査・研究/組織活動

  • 当事者療法士のナラティブ

  • クロージング

  • 質疑応答


骨折や脳卒中などになった時、リハビリテーションを受けることがあるかもしれません。その時に備えて、リハビリテーションに関する基礎知識や担当者に質問しても良いことなどをお伝えします。また、現在リハビリ業界で行われている取り組みや当事者のリハ職の声をお届けします。

★にじいろリハネット公式サイト

報告文

【概要】

 リハビリテーション(以下、リハ)は骨折や脳卒中、うつ病などの精神疾患になった時に誰でもかかりうる医療・福祉のケアです。しかし、リハとは何かあまり知られていません。そこで以下に示すような、リハの基礎から取り組みまで幅広い内容の構成としました。「リハとは?」ではリハの概説やリハ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)について、「リハ場面で行われるセラピストとの実際のやりとりとその目的」では問診・雑談内容とその目的について、「リハ業界での取り組みの実際」では作業療法士業界を始めとする実際の取り組み例について、「当事者セラピストのライフヒストリー」では当事者セラピストの葛藤やリハ職としての思いなどについてお話ししました。

【登壇者からのメッセージ】

・作業療法士A:今回、初めてセクマイ大会に登壇させていただきました。リハビリテーションについての講義や当事者セラピストのライフストーリーについてお話させていただきました。私自身、自分のセクシュアリティについて公の場で話すことは初めてでした。自分の過去を振り返り、そして自分とは何なのかを問うこと、これから自分にできることは何なのかを考えること、資料を作るなかで何度も悩み、発表当日に至りました。その答えはまだ明確に出ていませんが、これからの人生の中で見つけていきたいと考えています。本分科会にご参加いただきました皆様、そして大会の運営にご尽力いただきました皆様、そして私を支えてくれたすべての方に感謝申し上げます。

・松本武士:リハビリテーションを含む医療・福祉という公共性の高い領域は、多様性に開かれていなければいけません。業界全体として、ようやく多様なSOGIに対応するための一歩を踏み出した段階ですが、知見を蓄積しながら取り組みを進めていきたいと思います。
にじいろリハネットもその推進力となれるよう、メンバーでディスカッションを深めながらさまざまな取り組みを形にしていきたいと思います。

・園田:より安心して医療・福祉にアクセスしていただけるよう、リハビリテーションの領域から今後も取り組んでいきたいと考えています。交流会では、参加の皆様の思いや要望を伺うことができ、とても貴重な機会を頂きました。今後も、当事者の方・様々な領域の方々と繋がり、声を伝えあえるネットワークになれたらと思っています。運営の皆様には、大変お世話になり、ご尽力に感謝致します。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

・中西純:リハビリテーションという領域自体が多くの方に知られていないことが今回の発表を通して改めて気付きました。リハ専門職に対するSOGI教育や研究の蓄積だけでなく、当事者を始めとした非医療職の方に対して、リハに関する知識の共有を行っていきたいと思います。今後も、当事者・リハ職の双方を繋ぐ取り組みをしていきたいと思います。

【参加者からの感想】

・リハビリテーションの各職種の役割がよく分かりました。その一方で、所謂「他職種連携」の難しさがよく分かりました。私は看護学部で教えている人文社会科学系教員ですが、医療職、特に看護職は「他職種連携」が口癖です。しかし、その言葉に酔って自己満足しているだけで、実際は人の話も他職種の話もまともに聞きません。今回のセッションでも、医療福祉の専門職共通の、何か排他的なものを感じてしまいました。特にどこがとは申せません。私が普段からそういう視点で見ているからかも知れません。

・皆さんの丁寧な発表に1つ1つうなずきながら聞きました。セクマイ当事者からの啓発・発信活動は活発に行われているが、専門職でもあり当事者でもある立場からの発信は、個人のライフヒストリーも含めてとても貴重だと思います。単にセクマイの患者・利用者に対する特別な支援という意味だけでなく、倫理綱領や教育体系も含めた全体(そもそも自分たちは何を軸として、何のためにこの仕事をしているのか)を見直すような、業界全体への問題提起としてもとても意味のあるものだと思いました。私も自分のフィールドで頑張っていこうと思います。

・リハビリを受ける前に知ることができて良かった。利用者側から提供者に、提案をできるかも。

・リハビリや雑談の意味を知らなかったので知れてとても勉強になりました。私は大学生で薬学部なのですが薬学部も医療従事者なのでセクマイに関すること学ぶ必要があると思うのに、私の大学ではそういうことは全く学びません。なので薬学部でもセクマイに関すること学んで欲しいなと思いました。

 
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