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Since 2013
企業の「中の人」が語るLGBT施策の現在
LGBT当事者の就労状況をデータからご紹介し、実際の企業の取り組みを発表する分科会を、2023年も開催します。今年は企業の「中の人」にフォーカスし、なぜLGBT施策に関心を持ったのか、どのように取り組みを進めているか、ご自身の想いをお話いただきます。
登壇企業はSOMPOグループより3社!仕事の内容、入社の経緯、興味関心、それぞれ異なる社員の、生の声をお届けします。
企業で実際に働いている人、施策を考えている人は、どんな理由で、何を目指しているのか? 企業のホームページやパンフレッドでは読み切れない「中の人」のストーリーを聞き、働くことへの希望を持っていただける分科会にしたいと考えています。
【登壇企業】
・損害保険ジャパン株式会社
・SOMPOコミュニケーションズ株式会社
・セゾン自動車火災保険株式会社
こんな方におすすめ!
働くイメージが持てない…と思っているLGBT当事者の方、働く上で悩みごとのあるLGBT当事者の方、他企業のLGBT施策を知りたい担当者の方、LGBT当事者と働く上で気を付けたいことを知りたい方、就職活動を考える学生の方、など。(実行委員:今)
報告文
本分科会では、認定NPO法人虹色ダイバーシティと国際基督教大学ジェンダー研究センターが2013年より共同で行っているwebアンケート調査「LGBTに関する職場環境に関するアンケート調査 niji VOICE」を引用し、LGBTの就労状況と、就労前の困難・就労後の困難、その対応方法の概要を取り上げた。
このようにLGBTの施策の必要性が可視化される中、任意団体work with Prideが2016年に策定したLGBTへの取組みの評価指標「PRIDE指標」が多くの企業・団体の注目を集めており、LGBT施策の必要性と社会的な認知度も高まっている現状がある。
一方、評価を得るための施策は形骸化を招く恐れがある。そうした事態を避けるために、本分科会では、企業に所属しLGBT施策に関心を持って行動を起こしてきた「中の人」に自身のヒストリー/ストーリーを語ってもらうことで、他企業にLGBT施策の意味、背景、実践を伝え、LGBT当事者に対して就労へのエンパワメントにつなげることを目的とした。
登壇企業は、SOMPOグループより、損害保険ジャパン株式会社・SOMPOコミュニケーションズ株式会社・セゾン自動車火災保険株式会社の3社である。また登壇者は3人とも経歴や業種は様々であり、看護師として勤務した経験、男性の立場からフェミニズムに関心を持った背景、実際に就労に困難を抱えてきたセクシュアルマイノリティ当事者など、それぞれの立場で、どのような課題意識を持って施策に取り組んできたかをお話いただいた。
参加者の感想から、他企業へのモチベーションの伝播・就労に踏み出す学生参加者へのエンパワメントなど、本分科会の目的は達成されたと考えられる。加えて、分科会のライブ配信・アーカイブ配信の合計視聴回数は最も多く、LGBTと就労への高い関心が伺えたことも本分科会実施の意義を証明するものとなった。
【参加者の感想】
● それぞれの方の具体的なエピソードから、取り組みへの真剣さが伝わってきました。そういうことを担当している人がやっているから任せておけばいい、と考えがちなのですが、自分にもできることがあるのかもと少し思いました。もっとたくさん聞いてみたくなっています。
● 企業の「中の人」からのお話を伺えて、勇気づけられました。トップダウンでの社風の提示の安心を感じると共に、継続した取り組みには、トップダウン、ボトムアップ、どちらか、というよりもどちらも、という取り組みの構造を作っていくことも重要なのだと感じました。
● 配偶者定義を変えていくなどの取り組みなど、制度を変えていくことにはとてもエネルギーが要るように感じますが、実際の変化を伺うと、希望が持てます。
● 春から社会人になる者です。御三方からの力強いお言葉に心底励まされました。私自身に何ができるかはまだ模索中ですが、御三方から勇気をいただいたように、私自身も仕事内外でアクションを起こし、勇気を分けてあげられる存在になりたいと思いました。アーカイブでの参加のため、今度はリアルタイムで参加したいと思います。
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