報告文
龍谷大学 「にじりゅう」
今回このような場を頂き大変うれしく思う。サークルを運営している者同士集まることができたことで、新たな発見もありました。運営していく困難の一つとして、次世代への引継ぎがうまくいかないことがあげられる。運営をしていくにあたって一人だけの負担が大きくならないような工夫を今後していきたいと思った。一人一人のニーズに合うサークルとは何かについて、これからも考えていきたいと思う。(ほり)
奈良女子大学「SOGIサークルならてぃぶ」
各サークルの発表もそうだが,参加者の方からの質問に答えるコーナーが興味深かった。大学のサークル事情が垣間見えたのでLGBTQ,SOGIサークルを運営している同じ様な立場でも置かれている環境は様々だと感じた。(レン)
今回,新旧の代表で登壇し非常に貴重な経験となった。他大学の取組の発表から,大学におけるLGBTQ系サークルの意義を改めて実感するとともに,サークル運営に携わる者として非常に励まされる時間となった。今後,大学サークルがどのような発展・変容を遂げていくか,引き続き見守っていきたい。(もっちょ)
関西学院大学「cassis」
今回このように様々LGBTQサークルと交流することで、個々それぞれ違った悩みや特徴を持っていることを知ることができ、大変嬉しいです。自分のサークル運営を見直すきっかけにもなりました。これからも短い期間にはなりますが、より良いサークル運営に尽力できればと思います。
また、現段階の社会情勢では難しいですが、サークル間の交流もより多く行っていければと思います。この活動がより良い社会の実現につながれば幸いです。(よしひろ)
大阪府立大学「セクエル」
他大学のサークルの皆さまの発表や、質疑応答をお聞きすることで、自分たちのサークルの活動を改めて見直すきっかけにもなりました。持続性や秘匿性が課題になりやすいLGBTQサークル。今回出来た横のつながりを、大学の垣根を越えた団体同士の支え合いに活かしていきたいと思います。(むらさき)
関西福祉科学大学「虹」
以前から縁のあった大学のサークルはあったものの、こうやって代表としてサークル間の問題を共有することが初めてだったわけであるが、他の大学も同じようにこれからのサークル持続や活動規模に関する問題で悩んでいることを知って少し安心したし、この問題を一緒に考えたいと思うようになった。僕自身、代表としてまだまだわからないことも沢山あるので、それも皆さんと共有できたらなとも思います。(タケ)
大阪教育大学「Flower」
セクマイ・SOGIサークルにはやはり他サークルとは違った独特の魅力や困りごとがあります。ですから、このイベントを通して多くの人とこれらを共有し意見交換することで、さらに魅力を引き出したり、困りごとを解決できたりしました。これからも解決困難な問題に時折出くわすかもしれないですが、このイベントで繋がれた仲間と互いに支えられる関係になれたらいいなと思います。(みゆっちぃ)
【登壇者】
龍谷大学 「にじりゅう」
奈良女子大学「SOGIサークルならてぃぶ」
関西学院大学「cassis」
大阪府立大学「セクエル」
関西福祉科学大学「虹」
大阪教育大学「Flower」
【開催形式】LIVE配信+Q&A
内容:
「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会」では、第1回より毎回、大学のLGBTサークルの分科会が実施されてきました。それは、毎年どんどん変わっていく、大学サークルの様相を定点観測する企画でもありますので、皆様もできれば続けて見守っていただければと思っております。さて、大学におけるLGBTQサークルの役割は、当事者の居場所、自分たちの学習、学内外への啓発、他大学のLGBTサークルとの交流など、サークル毎に様々ですが、大学のサークルであるが故の困難や悩みなどには、共通する部分もあります。
例えば、毎年、会員、スタッフが卒業していくため、新入会員の確保やスタッフの交代がうまくいかない場合、すぐにサークル自体の存続に影響を及ぼします。
例えば、LGBT当事者が、自分のセクシュアリティがばれることを怖れて、サークルに近づけないこともあります。例えば、大学のサークルは、部活として承認されるためには、部員数をクリアする、活動実態があること、といった条件のほかに、学内サークルの連合会議といったものへの出席を求められることになりますが、カミングアウトしているスタッフがいない場合は、困難になります。今年は、数校の大学におけるLGBTサークルの運営スタッフにご登壇いただき、サークルの歴史、特徴、現状などをご報告いただくとともに、現在・過去の運営上の困難や悩みについておはなしいただき、また、それでもサークルを存続・維持してくることができた工夫を共有したいと思います。
また、この分科会を開催することによって、今まで繋がりがなかったサークル間における交流のきっかけになることも、企画者の願いです。この分科会は、全編ライブによる座談会とQ&Aで行います。
メッセージ:
いま、いろいろな大学にLGBTサークルがあり、また、これから作ろうという話もよく聞きます。
ただ、同時に、活動を停止してしまったサークルもいくつもあります。LGBTサークルにとって、活動を継続することは、もしかするとサークルを立ち上げるよりも難しいことなのかもしれません。
活動を続けていく上で、どのような困難や悩みがあるのでしょうか?みなさまも、ぜひ、分科会に出席して、悩みや困難を共有するとともに、継続のための工夫をいっしょに考えてください。