今回も、約20ある分科会の全てにおいて情報保障(手話通訳・PCテイク)を行います。
そのためのクラウドファンディングをスタートしました。
皆さんのご協力をお願い申し上げます!
2021大会では、6日間にわたり、約20ある分科会の全てにおいて情報保障(手話通訳・PCテイク)を行います。それにあたり、それぞれ約40名の手話通訳者・PCテイカー要員が必要です。そして、情報保障に協力してくれる方々に、事前にLGBTQについて学んでいただく学習会を行います。その施設利用代についても含まれます。
ろう者が聴者の集まりに参加できるかどうかは、マジョリティである聴者が、ろう者をコミュニティの一員として認識しているかどうかにかかっています。
手話通訳やPCテイクなどがない場には、ろう者は現れることがそもそもできません。自分たちの存在が認識されていないと感じるからです。誰が「だれでも参加できる場」を作るのか、それは主催者でもあり、参加するみなさんでもあります。
「手話がわからない聴者でも、情報保障の費用を支援することで、ろう者も参加しやすい大会作りに貢献できる」
聴者がこう考えることで、少しずつ社会の在り方が変わっていきます。私たち聴者がろう者とコミュニケーションする時、9割9分、ろう者が聴者社会で鍛錬してきたコミュニケーション能力のおかげでやり取りできていることを忘れてはいけません。ろう者とコミュニケーションするために、聴者の私たちも手話通訳が必要です。
「手話という技術」を持ち合わせていない聴者の私たちができることは、情報保障費用に貢献することではないでしょうか。
これは「コスト」でしょうか。いいえ、あなたはろう者がいる空間から多くのことを発見するはずです。多様性のある空間を体験することで、あなたも新たな自分に出会えることでしょう。
オンライン開催にあたり、ネット環境が不安定なで音声が聞き取りにくい聴者の方や、音声を出せない状況で視聴する方、聴こえていても文字情報がある方が理解しやすい方などにとっても、字幕がつくことは大きなメリットがあります。
情報保障は、ろう者のみのためではありません。様々な方法がある方が、アクセシブルなイベントになり、参加できる方が増えると考えます。
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