「全編ライブ配信」の分科会の登壇者の方は、2020年12月13日までに、事前資料の提出をお願いいたします。事前資料は、手話通訳が当日正確な通訳をするために、大変重要です。特に専門用語やカタカナの外来語などは、前もって知っておかなければ通訳が不可能です。ろう者の方にも聴者と同様に分科会に参加して頂くために、通訳の質を確保する必要があります。下記のフォーマットに沿って、作成・提出してください。ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
事前資料には下記を含めて下さい。
(1)講演内容(話す内容を項目立ててその概要をつける)
(2)用語集(専門用語とその意味)
※少し広めに考えて下さい。自分が一般的に使われていると思っている言葉でも、分野外の人からすると専門用語です。
(3)当日資料(パワーポイントやスライドなど)
手話通訳事前資料(例)
(タイトル)
Creating Change Conference、全米最大のLGBTQ全国会議レポート
(1)講演内容
■歴史
1988年にはじまって、今年で31回目。第一回目は、アメリカ精神医学会に同性愛は病気ではないと規定を改めた1987年の翌年。同じ会場のホテルで200人程度の規模からスタート。アメリカの都市を順番に回りながら、毎年1月末ぐらいに開催される。
■規模
・巨大なホテルを貸し切っての開催・5日間・5000人来場・200以上の分科会
・ショー、パーティ、上映会、ガラ、企業団体ブース、クラフトスペース、アート
・参加費400ドル(学生などは半額)
■内容
・あらゆるLGBTQ関連の実践、調査、研究、当事者交流
・オープニングセッションと各分科会(1000人規模から20人規模まで様々)
・クロージングセレモニーと基調講演、授賞式など
■情報保障
・会場はバリアフリー・手話通訳はろう者につく
・ステージが映し出されるステージ両サイドにある大きな画面にはライブで字幕が出る。スペイン語の訳もでる。
・メイン会場の後部にディスプレイがあり、音声書き起こしソフトとそれの同時翻訳(スペイン語)が出る。
■その他の配慮
・トイレの貼り紙:ジェンダーニュートラルがジェンダーインクルーシブになってた。
・落ち着いて休める静かな部屋。積極的に話を聞いてくれる人の配置。
・お祈りができる部屋
・トランスジェンダー、ノンバイナリーの人のための部屋(無料の食事が出る)
■しっかりとしたグランドルール「ポジティブな環境を作ること」
・バイセクシュアルコミュニティを支援するための、すべきこと、してはいけないこと
・エイセクシュアル/エイロマンティックスペクトラムの人に対するエチケットと包括
・HIV/AIDSの人に対するエチケット@この大会とあなた方の暮らしの中で
■アクセシビリティについてのガイドライン
・アクセシビリティテーブルでは下記を提供している。
プログラムの拡大版、電動車いす、スクーター、イベントの大きな表の掲示、補聴機器
むしめがね、マジックハンド、踏み台
・参加者はアクセシビリティテーブルで手話通訳と会い分科会で利用することができる。
・障害者の人と交流したい場合、障害者用ホスピタリティルームを訪れて下さい。
■分科会の分類
・レベル分けされている
・カテゴリー分けされている
・オープニングセッション
(2)用語集
ガラ・・・交流会、立食パーティー
ジェンダーニュートラル・・・性別的に中立
ジェンダーインクルーシブ・・・性が包括的
トランスジェンダー・・・性別を変える人、性別に囚われない人
ノンバイナリー・・・男女という性別二元論に当てはまらない人、反対する人
グランドルール・・・その場で参加者が従うべき決まり事
バイセクシュアル・・・男女両方が好きな人、性別に拘らず人を好きになる人
エイセクシュアル・・・恋愛やセックスをしない人
エイロマンティック・・・恋愛感情を持たない人
スペクトラム・・・連続体、分布範囲
アクセシビリティ・・・利用しやすさ、参加しやすさ
ホスピタリティ・・・もてなし、歓迎すること
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